さくらVPS + ubuntu10.04 + Zend Server その1
久しぶりの更新となります。
さくらインターネットにてVPSを契約し、サーバー環境を整えるまでに、いろいろと試行錯誤しましたので、もう迷わないように記載しておきます。
そもそも何故、Zend Serverを導入することを前提とするかというと、Live Commerceです。Live Commerce1.1以降、ZendOptimizerが必要となってしまいました。元々、Live Commerceは共用レンタルサーバーへのインストールが非常に困難です。様々なエクステンションやライブラリが必要になり、共用サーバーでは、必要な設定の権限が付与されないことがほとんどだからです。
では、VPNはどうか。Live Commerceも、VPNを推奨しています。ほとんどのVPNでは、CentOSやFreeBSD、Debian系のOSを選択可能なのですが、CentOSのPHPバージョンは5.1系、それ以外は5.3系がデフォルトのバージョンとなります。Live Commerce1.0以前では、PHP5.2以降であれば、ほぼ問題なく動いていました。
ところが、Live Commerce1.1以降、Zend Optimizerが必要になってしまいました。これが曲者です。というのも、Zend OptimizerはPHP5.3には対応していないからです。これまでは、CentOSでも、PHPの最新版をインストールするのみ、他のOSではほぼ標準のサーバー構成で問題がなかったのですが、Zend Optimizerを導入するために、PHP5.2を探してきてインストール、もしくは、PHP5.3をダウングレードといったことが必要になってしまいました。
そこで、悩んだ挙句、Zend Serverを導入し、Zend Optimizer+(プラス)で対応したらどうかという話になったわけです。(Ubuntuにした理由は好きだから)。
では以下に手順を。
- さくらVPSのカスタムOSインストールからUbuntu10.04を選択しマニュアルにそってインストール。
- SSHの設定を変更
- Taskselにてデスクトップ環境のインストール(ユーザー追加やグループ管理はGUIの方が間違い無し!)
- Apache2のインストール
- Zend Serverをaptでインストールするためにリポジトリの追加
- Zend Serverのインストール
- パスの追加
続く